片付け壱番屋

　今日は新宿区歌舞伎町のお客様のご依頼でスチールデスクの回収に行って参りました。以前からこのブログを見て歌舞伎町のお客様よりお問い合わせや不用品回収のご依頼を頂くことも多く、大変有難い限りです。

　さて歌舞伎町といえば、私にとっては特別な場所です。２０代前半から後半にかけていわゆる"遊び"を覚えた場所とでもいったら良いでしょうか。独りでお酒を呑みに行くことを覚えたのも歌舞伎町です。仕事が終わった後、背伸びをして決して安くもないゴールデン街のバーに向かい大人になったつもりでいろんな酒場を渡り歩きました。区役所通り、コマ劇場からゴールデン街、さくら通り。一本路地に入れば魔窟のように怪しげなお店がひしめき合っており、看板の灯りに惹き寄せられるように明け方まで酩酊状態で歌舞伎町をふらついていたことを思い出します。起きたら路地で救急隊員の人に囲まれてた、なんてこともありました。

　２０代の頃は雑誌広告関係の会社で営業職をしていたのですが、締め切りが近づくと広告原稿のチェックやら何やらで深夜１時までの残業も珍しくなく、それでも会社を出た後には歌舞伎町に向かっていました。次の日も朝から仕事があろうが何だろうが、歌舞伎町で一杯やらずにはいられないという心持ちで新宿に向かい、よく通っていたバーのカウンターについてやっと一息。バーボンを流し込むと、一日のストレスも疲れもどこへやらと飛んでいきました。明け方にはよれよれの背広で二日酔いのまま出社することになるのですが、あくる日のことなど何も考えていなかったのでしょう。明らかにろれつが回らない電話とメール対応で、得意先の人から「パソコンも二日酔いですか？」とやられたことを思い出します。ちょうど今から５、６年前ぐらいの話です。

　不用品回収の仕事に携わるようになってから、昼間の歌舞伎町で不用品回収のチラシをポスティングする機会に巡り会わせました。昼間の歌舞伎町というのは、人通りも少なくそこはかとない寂しさが漂っています。この街で呑んだ酒のこと、出会ったいろんな人たちのことを思い出しつつ、何かの巡り合わせでこのチラシを見た人から電話を頂けるかもしれないという期待を胸に、一軒一軒想いを込めてチラシを投函させて頂いておりました。

　新宿区歌舞伎町で不用品の処分にお困りの方、何かの巡り合わせでこのブログを読まれることがございましたら、お気軽にご連絡を頂ければ嬉しい限りです。どうぞ宜しくお願い致します。