片付け壱番屋

　昨日は練馬区向山のマンションへ。ソファベッドの回収に伺いました。最近、ソファやソファベッドの回収のご依頼を頂くことが増えてきました。引っ越しやお部屋の模様替えのタイミングで要らなくなってしまうことが多い家具の代表的なものかもしれません。

　私自身もソファを今までに何度も処分してきた思い出があります。友人から譲り受けたものであったり、輸入中古家具屋さんで安く購入したアンティーク風のものもありました。欲しいときには今日にでも部屋におきたい！と思いたって近くのリサイクルショップを物色したりするのですが、例えば引っ越しをして部屋の間取りや雰囲気が変わったりすると、とたんに手放したくなり、処分に困ってしまうといった経験が少なからずあります。状態も良好で、サイズもさほど大きくない物であればリサイクルショップに引き取りを依頼することもできるのですが、例えば中古で購入した物だったり、譲り受けたもので使用感が出ていたりすると引き取りNG になってしまうことも多々ありました。最近のリサイクルショップさんは、特に家具については引き取り基準が厳しくなっていますし、ちょうどいいタイミングで譲り受けてくれる友人というのも中々見つかるものではありません。引っ越し直前にソファでよく頭を悩ませたことを思いだします。

　さて、練馬区向山。この近くに来て最初に思い当たる場所といえば、なんといっても「としまえん」です。あのどことなくさびれたような雰囲気が、アメリカの片田舎の遊園地を思い起こさせます。（アメリカの片田舎に行ったことはありませんが）。そんな雰囲気が好きで、子供の頃はもちろん大人になった今でもたまーに遊びに行くことがあります。年季が入ったアトラクションはこれでもかといった具合にさびれ感、くたびれ感がにじみ出ています。どこの国だか分からないような無国籍感も良いですね。ミステリーゾーンというお化け屋敷じみたアトラクションがありますが、外観と名前からして西洋風のものだろうと思ったら、中身は完全に和風のお化け屋敷。それも随所に間の抜けた感が漂っており、安心して楽しめます。一部の隙もなく作り込まれた世界観よりも、あのまじめな適当さが個人的には好きです。

　そんなとしまえんが数年後に閉鎖されるかも、というニュースを最近耳にしました。もし近い将来の話であれば寂しい限りです。